【最大600万円・設備投資】静岡県中小企業等省エネ設備導入促進事業費補助金とは?製造業がどのように活用すべきか解説

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静岡県の補助金の中に、「静岡県中小企業等省エネ設備導入促進事業費補助金」という制度があります。

これは、脱炭素経営への転換を促進するため、省CO2性の高い設備等の導入ができる補助金です。

この記事では、下記のような疑問をお持ちの方に向けて情報をお伝えします。

  • 静岡県中小企業等省エネ設備導入促進事業費補助金とは?
  • どんな要件を満たしたら申請できるの?
  • 他の補助金と比較して優先順位は高い?

 

補助金でお困りの方は一度ご相談ください!/

 

補助対象者

この補助金の対象者は、次のとおりです。

中小企業等で、次に掲げる要件を全て満たすものとする

  • 「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」第7条第1項に定める特定事業者及び同法第18条第1項に定める特定連鎖化事業者でないこと(県内外に設置する事業所全体での年間エネルギー使用量が原油換算で1,500kLに満たないこと)
  • 県税の未納がないこと
  • 役職員も含め、暴力団等の反社会的勢力ではなく、また、反社会的勢力との関係を有しないこと
  • 政治活動及び宗教活動を主な目的としていないこと
  • 「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」第2条第5項に規定する性風俗関連特殊営業を営む者でないこと
  • 法人税法第2条第5号に定める公共法人でないこと
https://www.pref.shizuoka.jp/kurashikankyo/kankyo/energy/1016064.htmlから引用

 

ポイント
  • 色々と書いていますが、静岡県の製造業であれば、基本的には要件を満たします。
  • エネルギー使用量が原油換算で1,500kLとは、客室数300〜400程度のホテル15店舗分に相当する大きな使用量なので、工場1〜2つで事業を行う製造業は問題なく申請可能です。

 

補助率及び補助額

本補助金には、2種類の申請枠があります。

補助率補助金額(上限)補助金額(下限)
通常枠1/3以内200万円20万円
特別枠2/3以内600万円20万円

 

ポイント
  • 通常枠:税抜600万円の設備投資(機械購入)→ 補助金200万円
  • 特別枠:税抜900万円の設備投資(機械購入)→ 補助金600万円

 

補助対象事業

この補助金は、次のようなことを行うプロジェクトが対象となります。

補助対象事業

CO2排出量を5%以上削減できる省エネルギー設備・機器の導入

採択率を上げるためには、事業計画書を作成する際に、上記の観点を押さえるようにすると良いでしょう。

また、特別枠は上記に加えて設備・機器の追加要件として、次のいずれかを満たす必要があります。

  • CO2削減量が10トンを超えること
  • 2種類以上の複数種別を導入すること
  • 自然(ノンフロン)冷媒機器を導入すること

 

ポイント
  • 「古い工作機械を入れ替える」ということであれば基本的にはCO2排出量5%以上削減できます。
  • 特別枠は補助率・補助上限は上がりますが、2種類以上の複数の設備導入が必要なので、自己負担が増える可能性があり注意が必要です。

 

申請のための要件

申請時には、次の条件を満たしている必要があります。

  • 静岡県が実施する「温室効果ガス排出削減計画書制度」へ参画すること(温室効果ガス排出削減計画書及び実績報告書(3年間)を提出)
  • 国及び国の関係団体からの他の補助金を受けていないこと
  • 発注(契約)先の事業者及び施工を行う事業者が県内に本社又は支店等の事業所を有する者であること(※令和5年10月要件追加)

 

ポイント
  • 温室効果ガス排出削減計画書制度に届出するために、工場内のエネルギー使用量を集計する必要があり、専門家の支援が必要となります。
  • 静岡県内に事業所がある機械商社から設備を購入する必要があります。

 

補助金活用の優先順位

ここまで、静岡県中小企業等省エネ設備導入促進事業費補助金の特徴を解説してきました。

ところで、実際に「なにかしらの補助金制度を活用したい」と考えた場合には、他の補助金も候補になってくると思います。

そのような場合に、この補助金は残念ながら、他のものと比べると優先度は「低い」です。

その理由は次のとおり。

  • ①ものづくり補助金の方が優秀
  • ②申請要件が厳しい

 

①ものづくり補助金の方が優秀

ものづくり補助金は「補助額1,250万円、補助率1/2〜2/3」と、工作機械を導入する際にはちょうどいい金額感であると言えます。

しかも、静岡県中小企業等省エネ設備導入促進事業費補助金とは異なり年4回程度の募集があり、設備投資計画に合わせて申請が可能です。

このように、補助金の “使いやすさ”・”内容”ともに「ものづくり補助金」の方が優秀です。

 

②申請要件が厳しい

この補助金は、申請要件の1つとして、温室効果ガス排出削減計画書制度の届出のために、エネルギー使用量の集計が必要です。

これは、エネルギー管理士などが在籍している企業であれば自社で作成ができるかもしれませんが、基本的には専門家に作成してもらうことになるでしょう。

専門家に依頼すると、費用も別途かかってくるので、設備導入以外にも出費が増えることになります。

一方で、ものづくり補助金にはこのような事前の届出を行う要件はありません。

このような理由から、本補助金を活用する優先順位は低めであると言えます。

 

静岡県中小企業等省エネ設備導入促進事業費補助金の活用方法

他の補助金と比較して優先順位が低い制度ではありますが、全く活用できないというわけではありません。

ここでは、活用を検討するべきケースを2つ紹介します

  • ①過去3年間で「ものづくり補助金」を2回使っている場合
  • ②脱炭素経営を進めていきたい場合

 

①過去3年間で「ものづくり補助金」を2回使っている場合

1つ目は、過去3年間で「ものづくり補助金」を2回使っている場合です。

ものづくり補助金は毎年募集されますが、毎回申請できるわけではありません。

簡単に言うと、過去3年間で2回しか活用することができません

これが、ものづくり補助金の数少ない弱点と言えますね。

ですので、もし、ものづくり補助金をすでに活用し切っていて、それでもまだ設備投資を行いたい、という製造業の方は申請を検討すると良いかもしれません。

 

②脱炭素経営を進めていきたい場合

2つ目は、脱炭素経営を進めていきたい場合です。

エネルギー使用量の集計は、この補助金の利用に限らず有用なことがあります。

例えば、水道光熱費を削減する計画を立てる際にも役立ちますし、他の補助金を活用する際にも「脱炭素経営」が必要となってくることもあります。

将来的に電気代の削減やカーボンニュートラルに貢献するような事業を展開したい方にとって、エネルギー使用量の集計は、補助金活用の有無にかかわらず有用です。

このような方であれば、本補助金の活用を検討してみることも良いかもしれません。

 

おわりに

当社では、補助金に関して多岐にわたる支援を提供しています。

どの補助金がご自身の事業にとって最適かを判断する際には、専門家によるアドバイスが不可欠です。

当社では、このブログ記事で触れた内容をはじめ、豊富な情報と専門知識を提供し、具体的な事業計画の提案をいたします。

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    この記事を書いた人
    代表取締役 藤井孝介

    元キャリア官僚。農林水産省、製造業向け大手人材会社営業、会計事務所取締役を経て2023年4月に株式会社プリュムを創業。初見の補助金が得意で、2年間で60件(12種類)を採択に導く。2023年3月『補助金から学ぶ経営者マインド(幻冬社)』出版。補助金申請支援を行うほか、社会貢献活動として高校での出張授業や大学3〜4年生向けに面接対策など人材育成に取り組む。

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