製造業を営むビジネスオーナーにとって、補助金は事業の成長と発展を促進する貴重な支援手段です。
国のプログラムだけでなく、地方自治体による補助金も多く存在しますが、これらの情報は見落としやすいことがあります。
本記事では、宮城県内の製造業者が利用できる、特におすすめの補助金を2つピックアップし、詳しく紹介します。
以下のような疑問をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
補助金は、新しい事業展開や技術革新のための財政支援を提供し、ビジネスのさらなる成長を後押しします。
この機会を利用して、製造業のビジネスを次のステージへと導きましょう。
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おすすめ①:宮城県ものづくり中小企業省エネルギー設備投資促進支援事業費補助金
概要
宮城県では、県内ものづくり中小企業が原油価格高騰等に伴う物価上昇に対応していくため、性能の優れた省エネルギー設備等の導入により、需要側の燃料・電力の消費抑制を促し、更なるエネルギーコストの削減に向けた取組の支援を目的として、省エネルギー設備等への更新に要する経費を補助します。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shinsan/r5monozukuri-shouenesetsubi.htmlから引用
対象者
中小企業基本法(昭和38年法律第154号)第2条第1項に規定する中小企業者又は同条第5項に規定する小規模企業者のうち、次の要件を全て満たす事業者
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shinsan/r5monozukuri-shouenesetsubi.htmlから引用
(1)宮城県内に本店又は主たる事業所を有する者
(2)製造業を主たる事業として営む者で、宮城県内に生産拠点を有する者
(3)次に掲げる要件のいずれにも該当しない者
イ 同一の大企業からの出資が、資本金の2分の1以上を占めている中小企業者
ロ 大企業からの出資が、資本金の3分の2以上を占めている中小企業者
ハ 大企業の役員又は職員を兼ねている者が、役員総数の2分の1を占めている中小企業者
宮城県内で事業を行う製造業であれば、基本的には申請が可能です。
対象経費
これらの設備の導入費用が補助の対象となります。
つまり、現在動いている設備の「更新」のみがこの補助金の適用範囲となりますので、その点を留意して計画を立てる必要があります。
補助額・補助率
この補助金は下限の金額が設定されているので、最低でも税抜き400万以上の経費を投入する必要があります。
申請受付期間
例年7月に募集があります。
おすすめ②:宮城県ものづくり企業自家消費型発電設備導入支援事業費補助金
概要
宮城県では,県内ものづくり企業が原油価格高騰等に伴う物価上昇に対応していくため,自らグリーン電力を作り出せる体制を整備・強化し,更なるエネルギーコスト削減に向けた取組の支援を目的として,太陽光発電設備等の導入に要する経費を補助します。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shinsan/r5monozukuri-hatsuden.htmlから引用
対象者
主な対象者は、宮城県内に生産設備を持つ製造業者です。
したがって、宮城県で製造業を営んでいる企業であれば、基本的にはこの補助金の適用要件を満たしています。
対象経費
自家消費に使用される発電出力50kW(公称最大出力合計)以上の太陽光発電又は風力発電設備の導入
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shinsan/r5monozukuri-hatsuden.htmlから引用
補助額・補助率
こちらの補助金も、下限の金額が設定されています。
また、太陽光発電の設備を対象とした補助金の中では、補助対象となる金額が比較的大きいです。
申請受付期間
例年7月に募集があります。
悩み別の活用方法
ここからは、悩みごとにどの補助金を利用するとより効果的であるかを紹介します。
悩み①:新しい工作機械が欲しい
この場合は、状況に応じて次の2つの補助金がオススメです。
設備導入の種類 | おすすめの補助金 |
---|---|
現在稼働している設備を入れ替えたい | 宮城県ものづくり中小企業省エネルギー設備投資促進支援事業費補助金 or ものづくり補助金 |
新たに設備を増設したい | ものづくり補助金 |
いずれも優秀な補助金ですが、それぞれ特徴が異なります。
なお、ものづくり補助金については、別の記事で詳しく紹介しています。
悩み②:太陽光発電や風力発電を設置したい
この場合は、宮城県ものづくり企業自家消費型発電設備導入支援事業費補助金がオススメです。
この補助金は、大規模な投資が必要な場合でも、補助の上限が高いため、利用することで実現可能性が高まります。
宮城県の補助金の特徴
宮城県の補助金のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
宮城県の補助金は応募企業数が比較的少ないため、採択される可能性が高いです。
ちなみに「採択率が高くなりがち」という特徴は、他のローカル補助金でも共通の特徴です。
また、補助上限が2,000万円程度に設定されている優秀な補助金が多いため、大規模な投資にも対応できる点が優れています。
デメリット
宮城県をはじめ多くのローカル補助金は、年に1〜2回の募集のみで、見落とすと1年間申請の機会を逃してしまうことがあります。
一方で、全国規模で募集される「ものづくり補助金」などは年に3〜4回の募集があるため、自社のスケジュールやニーズに合わせて申請することが可能になります。
また、宮城県の補助金に関する情報は、公式サイトの深い部分に掲載されていることが多いため、情報を見つけるのが困難な場合があります。
まとめ
補助金は一般的に複数種類を同時に利用することが可能です。
そのため、自社が将来どのように事業を拡大していきたいかに応じて、適切な補助金の種類や申請のタイミングが異なります。
自社に合った補助金を見つけ、その利用方法や申請手続きについて知りたい、または支援が必要な場合は、ぜひ弊社までお問い合わせください。
企業のニーズに合わせた補助金の活用は、事業の成長に大きく貢献するでしょう。